ぶどう
原産地:中近東地方 [ブドウ科]
ぶどうは欧州種と欧米雑種に大きく分けられ、さらに外皮の色でマスカット・イタリアなどの緑系、甲州・ルビーオクヤマ・甲斐路・赤嶺などの赤系、巨峰などの黒系があり、近年は桃太郎、シャインマスカットやピオーネのように大果系で種無しのぶどうが人気になっています。ぶどうには果皮にブルーム(果粉)と言う果実自体が作り出す白い粉の付いているものがありますが、これは果実が雨や霧からの病気を予防したり、水分の蒸発を防ぎ、新鮮さを保つ働きをする為の大事な自然現象です。
日本はぶどうが嫌う湿気が多い為、乾燥地帯によく似た栽培条件に近づけるように、つるをはわせる棚栽培を考えました。平安末期に甲州ぶどうが棚栽培されたように、ぶどうの棚栽培には日本独特の長い歴史があります。 選び方
粒の色が濃く、みずみずしくてハリのあるものを選びましょう。表面にブルーム(白い粉)がついているものは新鮮な証拠。軸は青みがあり太いものがおすすめです。
保存方法・食べ頃
ぶどうはなるべく早く食べるようにしましょう。すぐ食べない場合はラップなどにくるみ冷蔵庫の野菜室などで保存。果皮に白っぽい粉が付着してますが、「ブルーム」といって新鮮な証拠なので召し上がる直前まで洗い流さないようにしましょう。
食べ方
ぶどうは、肩の部分(枝がついていた方)が甘い傾向にあるので、下の部分から召し上がると甘みが強くなっておいしく召し上がれます。
ぶどうは、ブドウ糖、カリウム、有機酸といわれる酒石酸やリンゴ酸が含まれています。特にポリフェノールの一種である、アントシアニンという色素成分が含まれています。
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マスカット オブ アレキサンドリア
淡い黄緑色をした美しい果肉は、かぐわしい香りと食べ飽きることのない、さわやかな甘さが魅力。まさにぶどうの芸術品。